皆様、新年明けましておめでとうございます。運営委員です。
本年も自己発見の会にご理解とご尽力頂きますようよろしくお願い申し上げます。

今回はお正月らしく、おせち料理のお話をさせて頂きます。

このお正月には、おせち料理は召し上がられましたでしょうか。何がお好みですか?栗きんとんに、伊達巻に、かまぼこに、お煮しめに、かずのこ・・と様々ありますね。

私はその中でも黒豆が大好きです。それもふっくらとして、黒光りしているような黒豆ではなく、堅~く煮えて、しわしわになった黒豆が大好物なのです!!この堅く煮えた黒豆を頂くと、あ~お正月がきたなぁと思うと同時に祖母の事も思い出します。

私は、両親共働きの家庭で育ちましたので、学校の長期の休みの間は祖母の家で過ごしました。冬休みに入ると祖母はおせち料理の準備のため、忙しくお台所をパタパタしておりました。おせち料理は同時進行なので、ストーブで黒豆を煮ておりますと、そのためか黒豆は柔らかいのを通り越して、堅くてしわしわのお豆が出来上がるのです。

黒豆の煮える甘い匂いがする中、宿題をしたり、遊んだりしていたことや、黒豆のつまみ食いしたことの思い出などがよみがえってまいります。そして何より優しかった、しわしわの顔の祖母が思い出されます。

何かの匂いがきっかけで思い出がよみがえることがあるように思います。内観を行っている最中も、お台所からお料理の匂いがふわわんとすると、当時の思い出がふと・・浮かんだりすることがあるのではないでしょうか。それは、ご飯の炊ける匂いだったり、お味噌汁だったり、カレーだったりと・・。人それぞれによって違うでしょうが、匂いと思い出には何か関係があるのではないのかなと思っております。

さて、今年も我が家では、堅~くて、しわしわに煮えた黒豆がおせち料理に並びました。

次回もお楽しみに。

osechi400