いつもお世話になっております。自己発見の会事務局です。

今回は内観classicのご案内をさせていただきます。

ある内観研修所の面接者の方に、「For Father」をご寄稿いただきました。
生い立ちからの父親への思い、それからの父と私についてご紹介していただきました。
お楽しみいただけましたら幸いです。

【内観Classicの一部をご紹介】

 父は四人目の男の子を設けた。
 「四人目は女の子を」という願いは脆くも崩れたようだが、10年ぶりの元気な男の子の誕生を喜び、名付けたそうだ。
 私は元気で・・・元気過ぎるほどのパワーで幼少期を過ごしていた。
 しかし成熟した年齢での出産、かつ四人目の男の子ということもあり、私は上の三人の兄弟と比べると自由に豊かに育てられた。
 父は祖父が創業した工場の後継者としてその会社の取締役となっていた。父が 30 代半ばのことである。中小企業ではあったが、県内のモノづくり業界の一端を担い、従業員とその家族の生活を考え、休日も返上で仕事に没頭していたことは今となっては容易に想像できる。
 正月には社員の皆様が挨拶にお越しくださった。社会人として働いている現在も父に世話になったという方々にお会いすることも少なくない。
 ただ、その当時の私にとって、父という存在は脅威でしかなかった。
 怖くて仕方のない存在だった。(続きます)

新雑誌「内観Classic」は会員限定のため、一般の方には一部のみになります。
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