みなさん、運営委員です。
いつもありがとうございます。

私は、言葉がとても不思議に思えるときがあります。地球上に多くの生き物がいる中で、巧みな言葉を使ってコミュニケーションを取れる生物は人間くらいではないでしょうか(九官鳥が人の言葉を真似することはありますが…)。

自分自身の心の中で扱う、言葉と外に出して使う言葉が大きく2つあるように思います。自身の心や頭の中にある言葉は“セルフトーク”とも言われます。セルフトークは、一日に数万もつぶやかれているそうです(無意識のつぶやきも含め)。自分で自分にツイートしているような具合ですね。そのような無意識にあるツイートは多くの場合ネガティブな評価が多いそうです。
簡単に調べようと思ったら、目の前にペンと紙を用意して、ただ思い浮かんだことを書いていくという方法があると聞きやってみました。ちょうど窓の外を見ると雨が降っていたので、最初に“雨”を書きました。その後は「しとしと、頭痛、痛い、重い、だるい、静か、暗い、キャー、べちゃべちゃ、ぬれる、冷たい、なんで?という具合にネガティブツイートでした。
人は生存するために、どうしても放っておいたらリスク回避をするためにネガティブな評価をするようにできているそうです。適度なネガティブは良いですが、自分がしんどくなったり、周りがしんどくなるような思考は困ることがありますね。

そのような時、自分の意識下にあるトークだけでもポジティブなものに変えることができます。今心の中で“ありがとう”とつぶやくだけです。するとありがたいことを、頭や心が勝手に探し出してくれます。「ありがとう、ありがとう…。雨があるから水が飲める、きれいに洗い流してくれる。ありがとう、ありがとう…。雨の音が心地いい、ひんやりした風当たりが気持ちいい。」といった具合に思考が出てきました。

言葉に合わせて、その出来事を探してくれるなんて、とても高機能な仕組みになっていると思いませんか?

ありがとうには、“私は今幸せだ”“あなたがいてくれて嬉しいと感じる”“これがあって助かった”という思いを確認することができて満たされた気持ちになっていきます。そのような満たされた気持ちは、少しづつ心に余裕をもたらし、誰かに感謝を“返していく”(向社会的行動)へとつながっていきます。するとまた自分が感謝したくなるようなことが起きるサイクルが始まるかもしれません。

今、自分に辛さや困り感がある人は、自分へのツイートを点検してみるのも良いかもしれませんね。ネガティブに傾き過ぎだと思ったら、“ありがとうツイート”を試してみるのも一つの方法かもしれません。

次回もお楽しみに。
blog0922